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道路標識の歴史(変遷)

日本の陸上交通は明治時代以後急激な発展をみました。それ以前には道路標識としてみるべ きものは何もない強いていえば原始時代の我々の先祖が、猟場への道筋に目印に置いた石や木の幹に刻んだ印は明らかに今日の道路標識の始まりといえるかもし れない、さらに戦国時代の織田信長が作らせたという一里塚に植えられた目印の榎は今日の案内標識である。旧街道筋に残る一里塚や辻々に置かれた古い石の道 しるべ(石標)は、大方は江戸時代のものであるが、石の面にかろうじて読み取れる「従是右江戸道左日光道」とか「右京道左江戸道」等の文字はその昔、道中 を行く旅人に限りない安堵と利便をあたえたと考えられるこのような道しるべとしての道路標識の時代は、自動車が出現するまでの間永く続いたわけである。標 識としての具体的な形が現れるようになったのは下記に記したように大正になってからである。

制定年・月

大正11年11月

概 要

道路標識としての具体的な形が現れるようになったのは大正の後 期です、大正11年に「道路警戒標及び道路方向標ニ関スル件」という内務省令が制定されて初めて法制的に体系が整ったのである。最初の標識は、警戒標識に 相当する「道路警戒標」と案内標識としての「道路案内標」の下図の2種類が定められた。道路警戒標は赤色の枠のある三角形の板を上部に、長方形の警戒板を 下部に配置したものです、警戒板の地色は黒で、それに白色の符号及び文字で警戒すべき内容を表示してあり、右曲り、左曲り、踏切、学校等6種類が定められ ていた。三角形の一辺は60cm、長方形は80×60cmで今日の警戒標識よりも大きい。道路方向標は、白色の地に符号及び文字を黒色で記載し、方向を示 す矢印、国道番号及び行き先地名と距離が表示され、大きさは100×60cmとされていた。

様 式

■案内標識 ■警戒標識

右曲りあり

学校あり

制定年・月

昭和17年5月

概 要

昭和17年内務省令によって「道路標識令」が制定された。これ には案内・警戒標識のほか、新たに禁止、制限、指導の3種類の標識が追加された。 その形状は案内標識が長方形、警戒標識が三角形、禁止,制限標識が円 形、指導標識が正方形となっていて、色彩の使用方法も今日の国連標識に近いものとなっていた。表示方法は、右(左)折禁止、転回禁止等一部を除くほか全て 言語表示で表されていた。

様 式

■案内標識 ■警戒標識
方面・方向及び距離 学校近し

■禁止標識

■制限標識

■指導標識

左(右)折禁止 制限速度 横断歩道

制定年・月

昭和25年3月

概 要

「道路標識令」の全面改正が総理府・建設省令として公布、施 行された。この道路標識が昭和38年3月の抜本改正までの間長く用いられていた。種類は、案内、警戒、禁止、指導、指示標識の5種類で、様式は国連標識の 図柄が原則として取り入れた記号表示が主としつつも、新しい様式の理解に資するために文字表示を併用し、しかも占領下の事情を反映して英文もあわせて表示 され形状は長方形が主となった。

様 式

■案内標識 ■警戒標識
方面・方向及び距離 十形道路交差点あり 学校あり 踏切あり

■禁止標識 ■指示標識
通行止め 右折禁止 駐車場 横断歩道

■指導標識

一時停止

一方通行

速度制限

制定年・月

昭和35年12月

概 要

旧道路交通取締法に代わって新しく道路交通法が制定され、法の実施に伴い総理府・建設省令をもって「道路標識・区画線及び道路標示に関する命令」(以下「標識令」という)が定められた。これにより標識の種類は新しく案内、警戒、規制、指示標識の4種類に区分された。

様 式

■案内標識 ■警戒標識 ■規制標識
国道番号 すべりやすい 危険物車両通行止め

制定年・月

昭和37年1月

概 要

案内標識「方面及び方向」、「街路の名称」の2種類が追加かされた

様 式

■案内標識

方面及び方向

街路の名称

制定年・月

昭和38年3月

概 要

自動車台数の急増に伴う自動車交通量の急激な増大は、交通事情 を一変させ、深刻な様相を呈してきた。これに対処するためには、駐車禁止や一方通行交通規制を強化する必要が出てきて、そのために道路標識の設置本数が急 激に多くなり、またその規制内容も複雑になった。さらに、名神高速道路及び首都高速道路等の供用開始をはじめとして、主要幹線道路の整備も道路整備5カ年 計画の遂行に伴って次第に進められつつあり、これに伴う自動車交通の高速化の傾向に対応して道路標識が運転者から見て、より見やすく、分かりやすく改善す ることが急務となってきた。そこで昭和38年3月に規制標識及び指示標識が抜本的に改正された。

様 式

■規制標識

二輪の自動車以外の自動車通行止め

車両進入禁止 指定方向外
進行禁止
駐車禁止
駐車余地
最高速度


■指示標識
一時停止 駐車可 横断歩道 規制予告

制定年・月

昭和38年7月

概 要

高速道路及び首都高速道路等の供用開始をはじめとして、主要幹 線道路の整備も道路整備5カ年計画の遂行に伴って次第に進められつつあり、これに伴う自動車交通の高速化の傾向に対応して道路標識が運転者から見て、より 見やすく、分かりやすく改善することが必要になり昭和38年7月に高速道路関係の案内標識を主とする道路標識の追加が行われた。

様 式

■案内標識 ■警戒標識
方面及び出口 合流交通あり 車線数減少

制定年・月

昭和39年8月

概 要

昭和39年8月には、「道路交通に関 する条約」への加入に伴い、道路交通法の規定のうち、車両等の交通方法に関する規制を同条約に定める方式に適合するように改め、国際運転免許証及び国外運 転免許証に関する制度についての規定の新設等にあわせて、車両等の交通方法に関する規定等の改定に伴い新たな標識が新設された

様 式

■指示標識
並進可 優先道路 中央線 待避所

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